獣の奏者、終わってしまいました。
いつでも一生懸命なエリンの緑の瞳も見納めかと思うと、寂しいです。
全話とおして、面白いけれど考えさせられる話でした。
教育テレビですが、わかりやすくて痛快な展開というわけではないし、子どもが見て最終回が面白かったかどうかはなんともいえません。
だってなーんにも解決していないんですもん。
私は続編も既読ですが、完結編まで読んでも実は印象は変わりません。
アニメ最終回までだと、いろいろあってもエリンはリランと深いつながりを持てていたこと、真王と大公が歩み寄って社会の仕組みが変わりそう、というところまででした。王獣は飼われたままだし、国も問題山積みです。
完結編まで読み終えても、一見いろいろと解決したようで、あのまま何年もきれいに収まっていられるのかには、個人的には疑問です。実際現実を見ても、悲惨だからといって兵器をすべて手放した国なんてないわけで、きっと「あの形では使えないけど工夫すれば……」とか、「自国民のためなら獣の生命をゆがめるのが悪いか」とか、後世の人々に放っておいてはもらえないと思います。
でも、何も解決しない中でも、必死で考えて幸せに生きようとするエリンが、やっぱり大好きです。
困難にぶつかるたびに、考え抜いてこれしかないと選んだ行動を起こして、やってきたことは自分で引き受ける……単純なようでいて難しいです。そうしてつかむ幸せなら、ひとときでもその価値は計り知れないと思います。ソヨン、ジョウンと過ごした時間、これから夫とジェシと過ごす時間、幸せですよね!
それに、親から子へ、幸せを願い未来を託していくかたちが、いいなぁと心から思います。
ソヨンからエリンへ、エリンからジェシへ。世界の問題は何も解決しなくても、生きて幸せに、という親から子への願いはちゃんと受け継がれているのが嬉しくなります。
悩んで苦しんでも幸せに生きる道を探るエリンの生き方に憧れます。
私などとくに、疲れてくると「もうどうなってもいいや!」と投げ出したくなってしまうのですが、些末なことならともかく、幸せを求めて生き抜くことだけは投げ出してはいけませんね。私も頑張るぞ!
そうはいっても、もうちょっとエリンに何も考えなくていいフワフワ楽しい時間をあげたいです!
ということで、私はドラクエ9の冒険の仲間にエリンとイアルを加えて、目的のないラブラブな旅をさせております(笑)。
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